ともしび法律事務所

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弁護士 和田 香 Kaori Wada

弁護士紹介

困難に直面されている依頼者様が、「幸せになるための一歩」を踏み出すためのお手伝いをしたい

――弁護士を目指した理由を聞かせてください。

法曹資格があることで、「資格を持たない悩みを抱えた方の助けになることができるかもしれない」と考え、弁護士を目指しました。
もともと人の気持ちに敏感な性格で、困っている人の存在に気付きやすいこともあり、「困難に直面している人の力になりたい」という想いがあったことも理由のひとつです。

実は、学生の頃は、法律学よりも宇宙物理学に興味があったんです。しかし、理系科目よりも文系科目が得意だったため、文系の学部にするべきか悩んでいました。そんな時、たまたま読んだ本の中に「宇宙ゴミの規制に関する国際法」の話が出てきて、専門の弁護士がいることを知りました。それまでは、弁護士といえば、テレビドラマで見るような仕事のイメージしかなかったのですが、自分の興味のある様々な分野に関わることができるのだと思い、弁護士を目指すようになりました。

――弁護士をする上で心がけているのは、どのようなことでしょうか。

相談者様や依頼者様のお話を、最後までじっくり伺うことです。
「どのようなご事情があり、何に困っていらっしゃるのか、どのように問題を解決されたいのか」をしっかり伺い、「ご本人の希望を最大限尊重した解決」を目指すためのお手伝いをするように心がけています。こちらから解決策のご提案をする際も、必ず相談者様や依頼者様にご相談の上、ご要望を伺い、二人三脚で丁寧に事件を進めるように心がけています。

ありがたいことに、四国などの遠方からご相談に来てくださる方もいらっしゃいます。
また、事件解決後に、「お願いして本当によかったです」「実は、他の法律事務所には、相談しても断られ続けていて、やっと事件を受けていただけたんです」といったお声をいただくこともあります。感謝のメッセージと一緒にお子さんとのツーショットのお写真を送ってくださる依頼者様もいて、とても励みになっていますね。

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――依頼者様ととてもいい関係を築かれているのですね。
今まで手がけた事件の中で印象的だった事件について、聞かせてください。

弁護士になった直後に手がけた「過労による労災事件」です。
この事件は、私が弁護士1年目の時に受任し、労災手続きから訴訟・生命保険の手続きなど7年ほどにわたって関わらせていただきました。結果的には、労災は認定され、生命保険も無事取得できたものの、企業側の民事責任(他人の権利や利益を違法に侵害した者が、被害者に損害を賠償する責任)が否定されてしまいました。ご家族から責められたり、恨み言を言われたことは一度もありませんが、そのため、なおのこと「裁判所に、ご本人が受けた苦しみを十分に伝えきれなかった」という悔しさは、今でも労災事件を手がけているときに常に思い出します。
この時の悔しい想いを忘れず、不当な扱いを受けて苦しむ労働者がひとりでも減るように、これからも尽力していきます。

――先程、労働事件のお話が出ましたが、和田先生は、どのような分野を手がけているのですか。

「過労死・過労自殺」「労働事件(残業代・解雇・ハラスメント)」「家事事件」「一般民事事件(貸借金、交通事故、損害賠償等)」など、幅広く手掛けています。
「困ったことがあったら、すぐに相談できる街の弁護士」として、悩みを抱えた方々のお力になりたいと考えているので、分野は絞っていません。

ご相談が多い分野は、「過労死・過労自殺」や「労働事件」ですね。
この分野は、企業と争うケースが多いため、勤めていたご本人の心理的葛藤も大きく、ご家族も含め、とても苦しい想いをされます。そのため、ご本人たちがそれ以上傷つかないように、企業との間に入り、盾になるように心がけています。

また、事件解決のためには、「証拠集め」が大変重要になりますが、ご本人やご家族が企業側に残る証拠を集めるのはハードルが高いので、そのお手伝いもさせていただきます。
早い段階でご相談いただければいただけるほど、証拠を多く集められる可能性が高まりますので、もし悩まれていましたら、ぜひ早めにご相談いただけると幸いです。

「相続」「離婚」「交通事故」などの分野のご相談もいただきますね。
相続分野では、他の相続人が提示してきた財産がご自身の取り分として本当に正しいのかと不審に思った方からご相談を受けるケースが多いです。実際、調査をしてみると、実際の相続財産と提示された相続財産が食い違っていることがほとんどです。相続について何か疑問に思われたら、まずは専門家に相談することをお勧めします。
離婚分野では、特にお子さんの成長にとって一番いい形になるように心がけています。
女性も男性も、経済的理由や子どもの養育環境などから親権について悩みを持っておられる方が多くおられます。家族のことを想う気持ちは同じです。そのため、ご相談は、女性からだけではなく、男性からも多くいただいています。

——悩みを抱えた方へのメッセージをお願いします。

仕事、お金、家族の悩みは、一番身近な悩みではありますが、第三者にはなかなか話しにくいものです。「こんなくだらないことを弁護士に相談してもいいのかな……」と迷われる方もいらっしゃるかと思いますが、大丈夫です。どんなことでもお気軽にご相談ください。もちろん、ご相談だけでも結構です。一人で苦しまず、まずはご不安な気持ちをお話しになってみませんか?「幸せになるための一歩」を踏み出すためのお手伝いをさせていただきます。

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プロフィール

経歴

神戸大学法学部卒業

名古屋大学法科大学院卒業

2009年
弁護士登録
あべの総合法律事務所にて勤務
2019年
西田・真鍋法律事務所へ合流
2020年
事務所の新体制に伴い事務所名を燈(ともしび)法律事務所へ改名
所属弁護士会
大阪弁護士会
主な取扱分野
過労死・過労自殺事件(労災・公務災害申請、審査請求、再審査請求、行政訴訟、民事損害賠償請求等)
労働事件一般(解雇、雇い止め、ハラスメント、残業代、労災事故等)
家事事件、交通事故、貸金事件等一般民事事件
所属団体
過去の実績
弁護士登録以来、過労死・過労自殺の被災労働者、遺族らの代理人として労災認定、損害賠償の獲得の取り組みを続けています。
趣味
ハイキング、街歩き