ともしび法律事務所

インタビュー写真

弁護士 真鍋 直樹 Naoki Manabe

弁護士紹介

ただ事件を解決するのではなく、依頼者様の「今後の人生」を見据えたサポートをしたい

――弁護士を目指した理由を聞かせてください。

まず弁護士に「正義の味方」のイメージがあったことと、弁護士の幅広い業務内容に魅力を感じたからです。
もともと「困っている方・弱い立場にある方の味方になりたい」という想いがありましたし、教師や福祉職など弁護士以外にもやりたい仕事が複数あって決めかねていた時期もありましたが、弁護士になれば法律という観点で幅広い分野に取り組めると考えて、それを目指しました。

学生時代は、自閉症をお持ちの方と遊びに出かけるボランティアやグループホームでのアルバイトをしていたのですが、現在は、大阪弁護士会の「ひまわり(高齢者障害者支援センター)」の委員としての活動をしています。

自治体や社会福祉関係団体等の相談業務を担当することも多いですし、福祉関係法人の監事なども手掛けています。

――弁護士をする上で心がけていることについて、聞かせてください。

依頼者様にとって一生を左右する重大な局面ですので、時には辛いこともあるそのお気持ちにしっかり寄り添いながら、ひとつひとつの事件を丁寧に解決するように心がけています。
また、「ただ法律的に事件が解決すればよい」というのではなく、できるだけその後の人生を前向きに歩んでいただけるようなアドバイスを心がけています。
そのために、依頼者様が「事件解決を通して、本当に望まれていること」を知る必要がありますので、お話をしっかり伺うようにしています。

ただし、依頼者様のご意向を最大限尊重しつつ、リスクやデメリットがあると考えられる場合は、その都度しっかりとご説明しています。
弁護士としては当然のことですが、「当たり前のことを、当たり前にする」ことが、とても大切だと考えています。

ありがたいことに、依頼者様からは「最後までしっかり寄り添ってくださいました」といった感謝の言葉をいただけることもあり、とてもやりがいを感じています。

インタビュー写真

――以前から福祉分野の法律業務に興味があったのですね。
印象的だった事件があれば、聞かせてください。

印象的だった事件は、「障がいをお持ちのお子さんの少年事件」です。
当然ながら、被害者側のお気持ちは厳しいのですが、加害少年側のご両親の辛さやご苦労にも接しましたので、そういった部分も含めて、被害者側のご両親とお話しをさせていただく機会がありました。その際、もちろん全てではないにしろ、少年側の事情についても理解すべきところはご理解をいただくことができたと思い、とてもやりがいを感じました。

そういった経験を踏まえて、現在は、「正常な判断能力に乏しい状況で罪を犯したため入通院しなければならなくなった方の成年後見人」を務めるなど、病気や障がいが原因で生きづらさを感じている方々が同じ社会で暮らしていけるように支援していきたいと考えています。

「パニック障害の方の破産申立事件」では、福祉関連職の方と共同でご本人の生活や収支を立て直し、その支援の手厚さを破産管財人にも認めていただきました。この事件では、滅多に認められないことなのですが、債権者集会を招集しないまま免責が許可されました。債務整理事件は、事務的な対応に陥りやすい分野ですが、「丁寧な事件処理が大切であること」と「支援者の方々と協力すること」の重要性を感じました。

――他の分野はいかがでしょうか。

「企業法務」「離婚・相続」「不動産関係」「交通事故など各種損害賠償事件」「消費者被害」「債権回収」などの、いわゆる一般民事・家事事件の分野で、幅広くご依頼をいただいています。また、現在は、「外国人技能実習生管理団体の外部監査」もしています。

刑事事件では、「無罪判決」を勝ち取ったケースや、第1審で実刑判決を言い渡された方からご相談をいただいて検討した結果、被害者に重度の後遺症が生じたという認定が誤りであったと判明し、第2審では執行猶予付きの判決を得たというケースもありました。
医療過誤や交通事故など、弁護士には医学的な論点が含まれる事件も多いですが、やはり丁寧な検討と柔軟な発想が不可欠です。

全ての事件に共通することとして、「傾聴の姿勢」を特に心がけています。
これは、特に離婚事件など家庭に関する問題などで顕著かもしれませんが、様々な経緯や人間関係が複雑に絡み合っていて、それを解きほぐすことが解決への糸口になることもありますので、じっくりと腰を据えてお話をお伺いしています。
一見すると事件と関係がない話題のように思えても、後々、事件の解決に重要なこともありますし、仮にそうでなくとも、依頼者様の今後の人生に影響を及ぼすようなことをお話しされていることもあります。 依頼者様にはあまり時間を気にせず自由にお話しをいただきたく、ケースバイケースですが、その都度の面談時間は比較的長いほうだと思います。

――このページをご覧いただいた方へのメッセージをお願いします。

もし、お困り事がありましたら、抱え込まずに、些細なことでも、気兼ねなくお問い合わせください。じっくりお話をお伺いいたします。
お困りごとを解決するだけではなく、依頼者様がよりよい形で今後の人生を送れるように、全力でサポートさせていただきます。

インタビュー写真

プロフィール

経歴
1981年
大阪府柏原市にて生まれる
2008年
近畿大学法科大学院卒業
司法試験合格
2010年
弁護士登録
南堀江法律事務所にて勤務
2015年
西田・真鍋法律事務所へ合流
2020年
事務所の新体制に伴い事務所名を燈(ともしび)法律事務所へ改名
所属弁護士会
大阪弁護士会
主な取扱分野
一般民事家事事件・刑事少年事件その他
(離婚・相続・後見・交通事故・不動産・投資被害・医療・労働・債務整理・刑事少年事件等々)
所属団体
過去の実績
成年後見人など社会福祉関連業務多数。
刑事事件では無罪例あり。
趣味
スポーツ(野球・ボクシング)・犬の世話・歴史好き・温泉等